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北海道大学大学院工学研究科 「都市地域デザイン学研究室」の学生によるブログです。

2024.04.27
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2011.11.14
こんにちは。
今回は瀬戸口先生とM1が関わらせていただいている、豊富町定住支援センターのプロジェクトについてご報告させていただきます。

現在計画中の豊富町定住支援センターは道北の豊富町の中心部に平成25年度に完成予定です。
敷地面積6ha、施設延べ床面積約2800㎡で、内容は保健センター、社会福祉協議会、多世代交流センターの複合機能です。

豊富町まちづくり協議会の座長を努めておられる瀬戸口先生が、初期計画から関わって来られました。昨年度に住民ワークショップなどを通じて①こどもから高齢者まで、あらゆる世代が気軽に利用できる②多世代がふれあえる③ゆるいコミュニティ④まちなかに賑わいをつくるというコンセプトが決定されました。
そして、今年度の基本計画段階から私達M1も参加させていただいております。

8月のプロポーザルでアトリエブンクさんが設計を担当されることが決まり、現在はワークショップを行って、配置計画などのスタディーが行われております。

その住民ワークショップが10月2日と11月6日の2回行われて、利用者の利用イメージや使い方の希望等の意見を活発に出していただきました。

様々な世代、目的を持った方が利用されることになる施設であり、そのような複合施設というメリットを最大限に活かすため、できるだけオープンに、それぞれの機能同士が視線が通じたり、気軽に行き来できるということが計画のコンセプトとなっております。
よって、できるだけ多くの方の意見をお聞きし、それぞれの希望やイメージを調整することが重要となりました。

第1回目(10月2日)はまず、参加者全員で敷地を観に行き、施設や機能が建つ範囲を視察して施設のイメージをしました。そして、3つのグループに分かれてそれぞれの部屋をどのように使いたいかという意見を出していただきました。
M1にとっては初めてのワークショップの進行で少々戸惑いましたが、中学生からお年寄りまでが活発に意見を出していただき、多くの利用イメージを収穫することができました。
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第1回の結果をもとに、アトリエブンクさんがたたき直した配置プランをもとに、第2回目ではそれぞれの利用日や時間帯を考えていただき、より具体的な利用イメージをしていただきました。
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どの機能においても平日休日ともに朝から晩まで、多くの利用希望があり、その調整が難しいほどでした。この施設に昼夜たくさんの方が訪れ、にぎやかに利用されることが想像され、こちらも大変楽しみとなりました。

この結果をもとに、実施設計が進められる予定です。私達の役目はしばし休憩ですが、より良い施設となるよう、勉強させていただきながら、尽力を尽くしていきたいと思います。

また最北に近い豊富町は広大な牧場と自然が豊かなまちであり、私どもも豊富に行くたびに様々な場所を見学させていただいております。(2011年4月のプログ参照)

夏は利尻富士登山の予定でしたが、スケジュールと天候の関係で断念・・・今回はサロベツ湿原に訪れました!!

まずは、サロベツ湿原センターでサロベツ湿原についての勉強をしました。
地形変動により、泥炭が何層にも重なって蓄積された湿原で多くの生態系が形成されていましたが、道内でも有数の泥炭の採掘場となり、その姿は一変したようです。しかし、また現在では湿原の再生・保存が活発に進められ、美しい風景を取り戻しています。
そのような過去の歴史や教訓をしっかりと心に焼き付けるような展示がされており、大変印象深い施設でした。
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湿原センターの設計はアトリエアクさんです。




そして・・・・
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見渡す限り湿原!!!


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野鳥の飛来も見ることが出来ました。


もうアシなどが枯れてしまっていますが、夏には美しい湿地植物が咲くようで雄大な景色が見られるそうです。登山とともにリベンジです。

このようなプロジェクトを通じて、様々な地域に足を運び、様々な体験をして、その土地の特産を食べるなど学業以外の経験もさせていただいてる環境に大変感謝しております。
また、行政の方々やその他関係主体の方々とのやり取りをし、身近でお仕事の様子を拝見させていただき、実務的な能力も吸収させていただく機会となっています。

近頃はプロジェクトで大忙しですが、今後もそれぞれの地域のお役に立てれるようがんばっていきます。




それでは、みなさま豊富牛乳をよろしくお願いします。

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修士1年 林原麻莉
 

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北海道大学大学院 工学研究科 都市地域デザイン学研究室
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