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北海道大学大学院工学研究科 「都市地域デザイン学研究室」の学生によるブログです。

2024.03.29
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2012.07.26
札幌もからっと暑い日が続いていますが、北海道の絶好の季節がやって来ました!

7月11日に小学校計画中の東川で進めている東川町学社教育連携会議のお仕事の一貫として、東川小学校の児童と一緒に「田んぼの草取り」をしてきました。
お米の町、東川は田んぼの稲が育ち、緑の水田が一面に広がる大変美しい季節となっています。
背後には大雪山!!!大変すばらしいロケーションです!
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この水田は東川町学社教育連携会議の委員であり、長年東川町の子ども達に農業について熱心に教育されている青木さんの農場です。
その一角に「田んぼの学校」として東川小学校の学習用水田があります。
今回は田んぼの学校の2回目の授業です!!(1回目は田植えでした。)

まずは青木さんから水田や稲の生育、害虫などについての講義
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みんな大変熱心に勉強しています。

そしていよいよ水田のなかへ・・・
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しかし、みんな草取りよりも虫とカエル取りに夢中・・・
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私たちもお手伝い・・・
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するも・・・結局稲と草の区別がつかず、ほとんど草取りのお役に立てませんでしたが・・・

その後の質問タイムでは、たくさんの児童から質問があがりました。
なかでも「東川の農業の特徴」「東川の農業の優位性」など”東川ならでは”を探ろうとする児童がいたことに大変感心しました。

現在計画中の東川小学校を核として行われる学社教育では、東川ならではの農業や環境を学び、子ども達が自分のまちに誇りを持てるようなプログラムを計画中です。

今回、子ども達の活き活きと虫取りをし、学ぶ姿を見て、新敷地で繰り広げられる食育・環境教育をより実感を持ってイメージできるようになりました。
このように自分たちも積極的に参加しながら、東川の特徴や優位性を活かした教育プログラム構築のお手伝いをしていきたいと思います。

修士2年 林原麻莉
 
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2012.07.25
こんにちは。
東川町の水田もきれいな緑色に染まって、美しい田園風景が視界いっぱいに広がる季節となってまいりました。
今回は東川小学校プロジェクトの学社連携協議会の準備会についてご報告致します。
 
学社連携協議会とは、東川町の豊かな自然や農業を教材とし、地域の様々な人々が関わりながら、学校教育・社会教育を同時に進めていこうというもので、その準備として大まかな方針を、青木農場の青木さん、NPO法人ねおすの小林さん、旭川短期大学の豊島先生、東川町の林さんと片山さん、そして小篠先生とで検討しています。


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これまでの会議でいくつか見えてきた方針をいくつかご紹介します。
 
東川町小学校では「田んぼ」を総合学習の場として、農家の青木さんと一緒に農業体験学習「田んぼの学校」が行われており、田植えから稲刈り、かんがい用水と農業用施設、田んぼに生息する生き物観察などを行っています。最後は自分たちで育てたお米を収穫し、乾燥させないまま食べるそうです。
(これがすごく美味しいらしいです。食べたいです。)

今の「田んぼの学校」は、収穫されたお米はただ食べて終わってしまいますが、豊島先生の知恵を取り入れながら、食事の大切さなど食育としても行っていきたいということが大きく方針として決定しました。
 


また、NPO法人ねおすの小林さんが行っている自然体験学校などを通して、東川町のきれいな水がどこからきて、自分たちの飲み水や田んぼに使われる水になるのかなどを地域の子供たちに理解してもらおうという取り組みも今後さらに検討されるようです。
 


地元のことを良く知ることで、子供たちが大人になってからも地元のことを自慢できる様な東川町にしていきたいと役場の方々もおっしゃっていました。東川町の子供たちをとても羨ましく思いました。
 
今後「田んぼの学校」の田んぼの草むしりや収穫祭にも参加させていただけるようでとても楽しみにしています。
その様子も随時、ご報告致します。



修士1年 高梨
 
2012.07.06

7月に入り、段々と日差しの強い日が多くなり、キャンパスの緑も生い茂る季節になって来ました。

先月の研究室活動に関しての更新が遅れてしまっていたので、近日中に各プロジェクトに関しての記事を更新するのでお待ち下さい。

 

 

今回は、6/13日に行われた、東川小学校プロジェクトの教職員説明会、ならびに町民説明会について報告させて頂きます。

 

プロジェクトは現在、基本設計が進み、細かい家具の配置や素材を含めた外観の検討等を進めている状況です。

 

教職員説明会では、以前頂いた先生方の意見を受けた上での設計変更点や改善点を中心に説明させて頂きました。

実際に子供達を指導する立場からの意見は、建築的に解決が難しい点もありますが、とても建設的な意見を多く頂きました。

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町民説明会では、あまり多くはありませんが住民の方々に来て頂き、小学校の内部の話から、敷地周辺、東川の貴重な地下水に関する疑問点など、多岐に渡る意見交換が出来ました。
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基本計画から町民、教職員の方と議論しながら進めてきたこのプロジェクトも、いよいよ設計の最終段階に近づき、これからも継続してより良い小学校になるように関わって行きたいと思います。

 

また、建築の設計だけでなく、同時に食育のプログラムの検討も行っており、そちらの展開も農場の方やNPOの方を巻き込みとても面白くなりそうです。

今後はそちらの展開も楽しみな点です。

 

 

 

二つの説明会を終え、夕食は小篠先生にミシュランガイドにも掲載された「りしり」と言うお店に連れていって頂きました。

 

「りしり」では地元東川のお米や、お豆腐屋さんの冷や奴等を頂く事ができ、終止美味しい料理に話が尽きませんでした。

個人的にはお米が今まで食べた中で一番美味しく、感動しました。

その後は宿に戻り、夜更けまで研究室のメンバーでワインを囲み、ジャズを聴きながら思い思いに語り合いました。

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この日は、地域の方々と東川小学校について意見交換をし、その後地域食材を頂くという、非常に贅沢な充実した一日を過ごしました。

 

これらもプロジェクトを良いものにする事と同時に、東川のまちごと好きになっていく事が出来そうでとても楽しみです。
学生として出来る事は限られていますが、これらも学びながら地域に還元できることを考え、努力していきたいと思います。

文責:植地

 
2012.04.05

こんにちは。
まだまだ寒い日が続きますが、新学期となりました!!

研究室では、席替えを行い、研究室の活動目標を改め直すなど、新しい体制でスタートしました。
まだまだ慣れないですが、新M1、M2ともに研究室の活動や研究をさらに盛り上げていく所存でございます。今年度も温かく見守っていただければと思います。よろしくお願いいたします。

さて、研究室のプロジェクトも今年度新たに始まろうとしていますが、平成22年度から計画が行われております、東川小学校移転建設計画は3年目に突入しております。
22年度は小学校舎の基本計画、23年度は小学校に付設する地域交流センターの活用に関する学社連携推進事業の基礎づくり(食育関連事業のソフトプログラムの検討)を中心に行って参りました。
今年度は、昨年度の後半から始まりました実施設計をアトリエブンクさんと共同で行っていく予定でございます。
そして、4月4日に北海道出身の彫刻家安田侃氏を招いて、東川小学校建設打ち合わせが行われました。
小学校ゾーンと地域交流センターゾーンをつなぐ「地域のたまり場」に安田侃氏の作品が置かれることとなっており、その作品イメージと建築空間づくりの調整を図ることが主旨となりました。


小篠准教授、アトリエブンクの加藤氏から建設計画の概要を説明していただいた後、安田氏から空間イメージについて意見をいただきました。

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安田氏の意見としては、
・作品が調和する場としてできるだけ大空間をつくること
・外の風景(田んぼと大雪山系)を借景とし、風景と作品と建築空間が一体的になるよう計画すること
・「地域のたまり場」は子どもが遊んだり、地域住民が本を読んだりと日常的に住民から親しまれる場となること・風景や作品を背景にコンサートやギャラリーなど地域活動の場ともなること
など空間のディテールにいたる多くの意見をいただきました。
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(建築棟のMUTSUMIホールを使って空間のイメージ)
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(安田氏による具体的な空間イメージ)
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(模型や図面を使って詳細なレベルやデッキのレベル、幅等の検討)

東川町は景観が大変美しいことから、毎年写真甲子園が開催されており、「写真のまち」として定着しています。
安田氏はそのことを非常に重視されており、「風景と作品と建築空間が一体的に入り込んだ写真」が撮られるイメージを強く意識されていたことが印象的でした。東川らしい風景に溶け込んだ作品が完成することが大変待ち遠しいです。

今後は安田氏の意見を踏まえ、アトリエブンクさんと共同で実施設計を進めていきます。
今後の計画の進行にご期待ください。

修士2年 林原麻莉
2011.09.21
今年度も「東川プロジェクト」が本格的に始まりました。

今回は、小学校に隣接して計画されている地域交流施設内の食育体験施設、
及び同敷地内の水田や果樹園を使って行われる食育プログラムに関して、
大学研究室(小篠先生+学生M1、M2)、GB産業組織設計の岩井さん(4講OB)、
東川町行政との間で打ち合わせを行ってきました。 
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会議の内容としましては、
・食育に関する枠組みの説明
・食育体験施設の事例紹介
・町との意見交換
といった具合で、町として考えている食育のイメージを伺ってきました。

今後は、施設利用者とのワークショップの中で、行政の思いだけが先走る
ことにならないように、施設利用者となる人々がついてきてくれる実現性のある
プログラムづくりに参画していきたいと思います。

文責:
修士2年 一條
 
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