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北海道大学大学院工学研究科 「都市地域デザイン学研究室」の学生によるブログです。
7月に入り、段々と日差しの強い日が多くなり、キャンパスの緑も生い茂る季節になって来ました。
先月の研究室活動に関しての更新が遅れてしまっていたので、近日中に各プロジェクトに関しての記事を更新するのでお待ち下さい。
今回は、6/13日に行われた、東川小学校プロジェクトの教職員説明会、ならびに町民説明会について報告させて頂きます。
プロジェクトは現在、基本設計が進み、細かい家具の配置や素材を含めた外観の検討等を進めている状況です。
教職員説明会では、以前頂いた先生方の意見を受けた上での設計変更点や改善点を中心に説明させて頂きました。
実際に子供達を指導する立場からの意見は、建築的に解決が難しい点もありますが、とても建設的な意見を多く頂きました。
町民説明会では、あまり多くはありませんが住民の方々に来て頂き、小学校の内部の話から、敷地周辺、東川の貴重な地下水に関する疑問点など、多岐に渡る意見交換が出来ました。
基本計画から町民、教職員の方と議論しながら進めてきたこのプロジェクトも、いよいよ設計の最終段階に近づき、これからも継続してより良い小学校になるように関わって行きたいと思います。
また、建築の設計だけでなく、同時に食育のプログラムの検討も行っており、そちらの展開も農場の方やNPOの方を巻き込みとても面白くなりそうです。
今後はそちらの展開も楽しみな点です。
二つの説明会を終え、夕食は小篠先生にミシュランガイドにも掲載された「りしり」と言うお店に連れていって頂きました。
「りしり」では地元東川のお米や、お豆腐屋さんの冷や奴等を頂く事ができ、終止美味しい料理に話が尽きませんでした。
個人的にはお米が今まで食べた中で一番美味しく、感動しました。
その後は宿に戻り、夜更けまで研究室のメンバーでワインを囲み、ジャズを聴きながら思い思いに語り合いました。
この日は、地域の方々と東川小学校について意見交換をし、その後地域食材を頂くという、非常に贅沢な充実した一日を過ごしました。
これらもプロジェクトを良いものにする事と同時に、東川のまちごと好きになっていく事が出来そうでとても楽しみです。
学生として出来る事は限られていますが、これらも学びながら地域に還元できることを考え、努力していきたいと思います。
文責:植地