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北海道大学大学院工学研究科 「都市地域デザイン学研究室」の学生によるブログです。

2024.03.29
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2012.04.05

こんにちは。
まだまだ寒い日が続きますが、新学期となりました!!

研究室では、席替えを行い、研究室の活動目標を改め直すなど、新しい体制でスタートしました。
まだまだ慣れないですが、新M1、M2ともに研究室の活動や研究をさらに盛り上げていく所存でございます。今年度も温かく見守っていただければと思います。よろしくお願いいたします。

さて、研究室のプロジェクトも今年度新たに始まろうとしていますが、平成22年度から計画が行われております、東川小学校移転建設計画は3年目に突入しております。
22年度は小学校舎の基本計画、23年度は小学校に付設する地域交流センターの活用に関する学社連携推進事業の基礎づくり(食育関連事業のソフトプログラムの検討)を中心に行って参りました。
今年度は、昨年度の後半から始まりました実施設計をアトリエブンクさんと共同で行っていく予定でございます。
そして、4月4日に北海道出身の彫刻家安田侃氏を招いて、東川小学校建設打ち合わせが行われました。
小学校ゾーンと地域交流センターゾーンをつなぐ「地域のたまり場」に安田侃氏の作品が置かれることとなっており、その作品イメージと建築空間づくりの調整を図ることが主旨となりました。


小篠准教授、アトリエブンクの加藤氏から建設計画の概要を説明していただいた後、安田氏から空間イメージについて意見をいただきました。

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安田氏の意見としては、
・作品が調和する場としてできるだけ大空間をつくること
・外の風景(田んぼと大雪山系)を借景とし、風景と作品と建築空間が一体的になるよう計画すること
・「地域のたまり場」は子どもが遊んだり、地域住民が本を読んだりと日常的に住民から親しまれる場となること・風景や作品を背景にコンサートやギャラリーなど地域活動の場ともなること
など空間のディテールにいたる多くの意見をいただきました。
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(建築棟のMUTSUMIホールを使って空間のイメージ)
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(安田氏による具体的な空間イメージ)
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(模型や図面を使って詳細なレベルやデッキのレベル、幅等の検討)

東川町は景観が大変美しいことから、毎年写真甲子園が開催されており、「写真のまち」として定着しています。
安田氏はそのことを非常に重視されており、「風景と作品と建築空間が一体的に入り込んだ写真」が撮られるイメージを強く意識されていたことが印象的でした。東川らしい風景に溶け込んだ作品が完成することが大変待ち遠しいです。

今後は安田氏の意見を踏まえ、アトリエブンクさんと共同で実施設計を進めていきます。
今後の計画の進行にご期待ください。

修士2年 林原麻莉
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