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北海道大学大学院工学研究科 「都市地域デザイン学研究室」の学生によるブログです。

2024.04.25
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2015.11.20
卒論の提出まで1ヶ月前を切り、慌ただしい日々が続いております。

そんな中、修士1年の岩国、北原、山崎が今年の夏に行われた日本建築学会大会(関東)学術講演会にて、都市計画委員会 若手優秀発表に選ばれたとのお知らせを頂きました。


先生や先輩方の厳しいご指導や、皆様の暖かいご協力の賜物と、心より感謝しております。
来年度の修論に向け、さらに気を引き締めて参りたいと思いますので、皆様今後とも宜しくお願い致します。


修士1年 北原
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2014.10.30
 銀杏並木の見ごろが過ぎ、ますます気温は低くなり
とうとう雪が降り始めています。

みなさん、こんにちは

2014年卒論合宿が、下川町五味温泉にて2日間かけて行われました。
下川町は、もう雪が積もるほど寒い中で、
1日目は、4年生のゼミ
2日目は、4年生に続きM2、留学生、北総研の松村さんのゼミ
を行い、みなが充実した時間を過ごせたのではないでしょうか。

今年の卒論テーマ(仮)は、以下のようになっています。
・岩国大貴
「積雪寒冷都市における風雪シミュレーションを用いた
 高層建築物に対するデザインガイドラインの提案」
・北原海
「北海道夕張市におけるコンパクトシティ計画と地区内集約化に向けた計画論」
・山崎厚
「地方都市における再開発の方向性と実現する手法の提案」
・渡邊天磨
「新エネルギーを活用した実現可能性のある地域内循環システムの構築と
 地域像の提示による持続可能な地域形成」
それぞれの鋭い着眼点による最先端の研究です。

残ることあと4週間。
改めてチームメンバーも気を引き締めて、頑張ってゆきます。

修士1年 松山倫之
2013.02.13
皆様こんにちは。
札幌では、冬らしい寒い日が続いており、一部インフルエンザもはやりだしている今日この頃、皆様いかがおすごしでしょうか。
今回は、昨日の修士論文の発表会についてお送り致します。

今年は都市地域デザイン学研究室から5名の修士2年生が、無事修士論文の提出・発表を終えることができました。
以下、修士論文の各テーマです。

高橋幸宏
「木造コンパクトシティ形成に向けたコミュニティ地区拠点としての木造複合公共施設の計画研究 -恵庭市黄金ふれあいセンターを事例として-」

佐藤公哉
「積雪寒冷都市の大規模再開発における計画・環境評価を組み込んだアーバンデザインプロセスの開発 -札幌医科大学施設整備事業を事例として-」

長尾美幸
「北海道夕張市におけるコンパクトシティ計画と地区内集約に向けた計画論」

林原麻莉
「新エネルギーの導入による持続可能な地域形成への展開と空間整備のあり方 -北海道内の先進5地域を事例として-」

松田耕
「地方都市における集約型都市構造の形成に向けた鉄道駅の機能複合化による拠点施設整備の研究 -稚内駅前市街地再開発事業を対象として-」

今年は多くの先輩方から、たくさんの差し入れを頂き、修士2年一同大変励まされました。
本当にありがとうございました。

また、修士論文の研究にあたり、ヒアリングや資料提供等にご協力いただいた、研究室の先輩方、関係者の皆様方には大変お世話になりました。重ねてお礼申し上げます。

最後になりましたが、最後まで修士論文のご指導をしてくださった、瀬戸口先生、小篠先生、誠にありがとうございました。

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春から私たちは新社会人として働くことになりますが、今回の修士論文をはじめとする研究室活動での経験を活かせるよう、より一層の精進を重ねて行きたいと思います。

ありがとうございました。

修士2年 松田耕
 
2013.01.13
こんにちは。
今回はいよいよ旅の最終目的地ドイツ・ベルリンについてご報告します。
ベルリンには、9/25にデッサウから車で入りました。途中、高速道路と一般道両方が工事で通行止めとなっており、予定よりかなり遅れてベルリンに入りしました。

まずは、ベルリンと言えばこれ。
ベルリンの壁がもっとも多く残るイーストサイドギャラリーへ。
ここの壁は、アーティストによってイラストが施されていました。

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なので、こんな使い方も…。車にひかれる公哉。

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続いて、夜のディナーの様子から。
ちなみに、写真で瀬戸口先生と林原さん、長尾さんが使用しているジョッキは、大サイズなのですが、瀬戸口先生が持つと中ジョッキにしか見えないのはなぜでしょうか…

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M2全員で一枚。

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この日は夜遅くにベルリンに着いたので、行けたのはベルリン中央駅のみでしたが、このベルリン中央駅の大空間は、本当に見応えがありました。路線がいくつかの層に分かれて入ってくるのが見えるので、まるで電車が空中を走っているような錯覚に陥ります。

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9/26はいよいよベルリン市内見学です。
まずはじめに、ポツダム広場近くにある、ミースファンデルローエ作、新ナショナルギャラリーを訪れました。

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上から見ると、そのシンプルな形態がいっそう際立って見えます。(コルホフビル屋上より撮影)

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鉄骨によるシンプルな作りにも関わらず、内部に入った時の重厚感、緊張感は構造がもたらすものだけではない何かを感じさせられました。

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天井構造。

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地下に美術館があり、待ち合いロビーにはバロセロナチェアが置かれていました。

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次に再びポツダム広場へ戻り、磯崎新氏の手がけたフォルクス銀行本店やソニーセンター、また隣接するレゴショップなどを回りました。

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おまけ。
ポツダム広場周辺にも、ベルリンの壁が残されている箇所がところどころ見受けられました。

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次の日は、はじめにドイツ連邦議会議事堂を訪れました。
こちらでは屋上の中央ドーム内を見学する事ができました。
中は長いスロープが延々と続く2重螺旋構造となっていて、ドーム中心の鏡が張られた構造物の真下に会議場が見えるのですが、この構造物を支えている仕組みはよくわかりませんでした。

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頂上は天井が空いていて、風の循環を計算してつくられている事がよくわかります。

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続いて、議事堂からすぐのブランデンブルク門へ。
その移動途中には雨が止んできて、日が射し始めてきました。

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次に訪れたのは博物館の島にあるペルガモン博物館です。
中にはゼウスの大神殿がまるごと入っていて、独特の空間をつくっていました。

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同じく博物館の島にある旧博物館前で写真を撮り

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いざ、ベルリンが一望できるベルリン大聖堂へ。

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聖堂内部は厳かな雰囲気で、たまたまミサも見る事ができました。

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聖堂の屋上からはベルリン市内を一望でき、天気も回復した事から、とても良い眺めを堪能できました。

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ちなみに、手前の広場では、ベルリンで行われている事業や歴史が分かる、こんなイベントもやっていました。
ベルリンの地図上にポールが立っている場所が事業や歴史に関係する場所です。

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続いて、ダニエル・リベスキント作のユダヤ博物館を訪れました。
内部は展示物でごちゃごちゃしていましたが、建物の空間構成が分かるところでは、ふしぎな緊張感がただよっていて、ユダヤ人が歩んできた悲しい歴史を直感的に感じられたような気がしました。そういった意味でも、もう少し展示がすくない方がよかったのでは…と思ってしまいました。

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最後に再びポツダム広場へ戻り、この日誕生日だった長尾さんの誕生日会をしました。
長尾さん、誕生日おめでとう!

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その後、旅の締めくくりとして、ベルリン・フィルコンサートに行きました。
長かったような短かったような欧州研修の終わりに聴くから尚更なのか、本場で聴いたオーケストラはやっぱりちがって聞こえました。

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今回は欧州でも東欧を巡りましたが、各都市毎に全く異なる文化や歴史、都市の雰囲気があり、とても勉強になる旅でした。また、林原さんと長尾さんは修論に関連する調査もあり、収穫の多い研修であったのではないかと思います。
最後になりましたが、お忙しい中、僕たちM2をこんなに素晴らしい研修に引率してくださった瀬戸口先生、本当にありがとうございました。

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成田空港にて。

M2 松田耕
2013.01.12
明けましておめでとうございます。

前述の記事に引き続き、欧州研修の報告をさせて頂きたいと思います。
今回はドイツ・デッサウにあります「バウハウス校舎」を訪れた際の様子についてご報告します。

「バウハウス校舎」は建築学生なら一度は訪れたい『聖地』です。
今回は聖地巡礼ということで、普段よりも写真を多めにして送くりしたいと思います。

まずは、あまりに有名なあの角度から一枚。

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実際に建物に近づくと分かりますが、手前の建物は半地下であることが分かります。
ここには、後で写真が出てきますが、カフェとミュージアムが入っています。

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いよいよ、建物のエントランスに向かいます。
先ほどの建物が右の建物で、2つの棟が渡り廊下で接続されている事が分かります。

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入り口前のベンチでは、小学生たちが何か野外学習のようなことをしていました。
バウハウスの前で野外学習するとか…贅沢な環境です。

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こちらがエントランスです。まず思った事は、窓のサッシが極めて細いので、マスが多いにも関わらず、窓全体が軽やかな印象を受けます。

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反対側からは、ちょうど授業が終わったのか、建築学生達が出てきました。

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こちらは渡り廊下の下側。

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まず、入り口を入って、階段を上ると一枚ガラスの開口がいきなり開けます。
窓の前には、有名なM.ブロイヤーによるワシリー・チェアが。

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さっそく一枚。

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振り返るとこんな感じです。

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上の写真の左側のドアから、受付に入ります。
こちらは、受付内部。開口が大きいので、部屋全体が本当に明るく感じます。

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次に、「バウハウス校舎」のディテールについて少しご紹介します。
こちらは上部の窓を開けているところです。ちなみに場所は、渡り廊下部分。

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そして、開閉式の窓があるにも関わらず、細いサッシを際立たせる工夫がこれ。
窓枠とサッシが重なるように計算されてつくられている事が分かります。

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また、窓の下には、水を流すための溝がきちんと彫られていました。

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今度は、建物の裏側に回ってみます。
BAUHAUSの文字が書かれていた建物の裏側から撮った写真がこちら。
右側の水平窓のところに食堂が入っています。

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こちらが食堂のテラスからみた景色です。

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先ほどエントランスから入って真正面にあったガラスの大開口を外からみると、2~4階まで連続していたことが分かります。

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また、建物の裏側でも、サッシの美しさは際立っていました。

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最初に述べたように「バウハウス校舎」には半地下空間があり、そこにはかつてナチス政権下の時に、レンガ造に作り替えられた名残が今も残っていました。
壁にはこの建物が、時代とともに変わっていった様子がわかるように、各時代毎のプランが展示されていました。

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それと、BAUHAUSの文字が書かれた建物の半地下空間はギャラリーとなっていて、こちらではバウハウスの歴史を見る事ができました。公哉がめっちゃ見入ってました。

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最後に、先ほどの食堂で昼食を食べました。食堂はシンプルでとても良い空間なのですが、ご飯は正直まずかったです。

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カウンターの写真。

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食事風景。

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「バウハウス校舎」の次は、近くにあるグロピウス設計のマイスターハウスを訪れました。
マイスターハウスは栗林の中に並んで建っていて、とても落ち着いた環境の中にありました。

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特に印象的なのは、階段の踊り場にある大開口です。

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さらに中にある会議室からの眺めも素晴らしいものでした。ちなみに、マイスターハウスの窓は縦開きでした。

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そして、ここでもディテールへのこだわりは随所に見られました。例えば、洗面台の配置にしても、壁をわざと洗面台の部分だけへこませて、目立たないようにしていました。

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この日の最後は、「バウハウス校舎」から数キロはなれた所にあるテルテン・ジードルンクを見に行きました。下の写真がインフォメーションセンターです。

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テルテン地区全体図。

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住宅群の中には、見学できる建物があり、中に入って実際の空間を体験しました。
建物自体は半地下となっていて、天井高さも相当おさえられており、日本人でさえ低く感じる程でした。
また、バックヤードには豊かな農園が各住戸についており、自然環境を感じながら生活できる、豊かな環境が形成されていました。

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デッサウ研修のおさらい。
「バウハウス校舎」は、写真で見るよりもはるかに美しい建物でした。とても100年近く前の建物とは思えない新しさがあり、ディテールのこだわりにしても、現代に通じる工夫を随所に発見することができ、とても勉強になりました。やはり建築は、実際の空間を体験しないと分からないと改めて感じさせられました。

次回は、いよいよ旅の最終地点、ベルリンについてお送りします。

M2 松田耕
 
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