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北海道大学大学院工学研究科 「都市地域デザイン学研究室」の学生によるブログです。

2025.05.21
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2011.11.13

卒論の締め切りまでいよいよ1ヶ月を切りました。
各チーム少しずつラストスパートが始まり
OBの皆様から頂いた差し入れを頂きつつ、毎日遅くまで頑張っています。
(頂いた差し入れに関してまた別日に記事をアップさせて頂きます。
 本当にありがとうございました。)


さて、10月23〜24日に一泊二日で
函館にて卒論・修論合宿が行われました。

観光バスを貸し切って朝9時研究室を出発。

長万部でかに飯を食べつつ、まず向かったのは
函館市縄文文化交流センターです。

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10月1日にオープンしたばかりのこの施設は、
縄文文化や北海道唯一の国宝「中空土偶」の展示や、
土器や石器づくりの体験学習などができます。
また、道の駅「縄文ロマン 南かやべ」が隣接れており、
函館・みなみ北海道地区における縄文文化発信拠点、
そして函館観光に加わる新たな魅力として期待されています。
設計はアトリエブンクです。

そして、戸井町の戸井ウォーターパークの
サークルコテージに宿泊しました。
設計は故毛綱毅曠氏です。
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最初に、今回のメインイベント4年生の卒論ゼミを行いました。
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普段はチームごとに4年生をサポートしていますが、
この日は先生とマスタ−の研究室メンバー全員で
論文についてアドバイスや議論等を行いました。


夜はゼミお疲れ様の意味も込めバーベキュー、
そしてこの日誕生日を迎えた4年生の田中くんの誕生日会を行いました。

翌朝は、せっかく函館に来たのだからイカをたべたいという
研究室メンバーの要望に答え、
元の漁師の警備員さん自らさばいてくださったイカのお刺身と煮物を頂き、
修士2年生の修論ゼミ、4年生の卒計ゼミを行いました。

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午後からは、五稜郭の函館奉行所、函館市立図書館、西部地区を見学しました。

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本当に充実した中身の濃い2日間でした。
M2、4年生の皆さん、お疲れさまでした。

卒論提出まで残りわずか、皆で最後まで頑張りましょう。


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修士1年 長尾美幸



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2011.11.13
札幌も来週からいよいよ初雪が降るという観測予報が出され、一段と寒さが増してきました。

今回は、ご報告が遅くなっておりましたが、10月19日(水)に行われました『恵庭市黄金地域交流センター現場見学会』についてご報告させて頂きます。

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この見学会は、正式名称"木造公共施設等整備構造見学会"ということで、低層公共建築物における木材利用促進に向けた取り組みの一環として行われました。

見学会当日は、恵庭市様より施設の概要説明がされた後、参加者全員で骨組みの出来上がってきた建物内部を見学させて頂きました。

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[写真:概要説明風景]

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[写真:学童クラブ室よりエントランスホールを望む]

また、説明の中で、建物に使われています"道産カラマツ集成材"による断熱スクリーンやホームコネクターといった木造建築を建てる際の技術的な説明も行われ、大変勉強になる見学会でした。

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今回は建物の骨組みのみの見学でしたが、完成した建物内部がどのような空間になって行くのか、今からとても楽しみです。

修士1年 松田
2011.11.11
13条門のイチョウ並木も見頃を終え、北大はすっかり冬らしくなってきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて、ご報告が遅れましたが10月11日夕張市で策定中の
「まちづくりマスタ−プラン」(都市計画マスタ−プラン)の公開討論会に
瀬戸口先生、修士1年長尾、学部4年岡部が参加してきました。

まず、昨年から研究室で地域に入って調査等を行ってきた成果を基に
策定委員会委員長の瀬戸口先生から講演がありました。
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そして今まで策定委員会の中で議論してきた夕張市の将来像を
市民の皆様と議論してきました。

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当日は多くの市民の皆様が参加してくださり、
白熱した議論になりました。


公開討論会の後は、鈴木直道市長を始め
策定委員会のメンバーで懇親会を行いました。

夕張市の将来や都市計画について、お酒を飲みながら遅くまで語らせて頂き、
大変勉強になることばかりでした。

こうして地域の中に入っていきながら計画作りに参加することができるのは
4講の大きな特徴だと思いますし、本当に楽しいです。
研究室にこもったり、本を読むことの何倍も学ばせていただくことがあります。


策定委員会も残り数回となりました。
研究や委員会を通して最初から参加してきたマスタ−プラン、
計画がどのようなものになるのか、今から本当に楽しみです。


修士1年 長尾美幸

2011.09.21
今年度も「東川プロジェクト」が本格的に始まりました。

今回は、小学校に隣接して計画されている地域交流施設内の食育体験施設、
及び同敷地内の水田や果樹園を使って行われる食育プログラムに関して、
大学研究室(小篠先生+学生M1、M2)、GB産業組織設計の岩井さん(4講OB)、
東川町行政との間で打ち合わせを行ってきました。 
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会議の内容としましては、
・食育に関する枠組みの説明
・食育体験施設の事例紹介
・町との意見交換
といった具合で、町として考えている食育のイメージを伺ってきました。

今後は、施設利用者とのワークショップの中で、行政の思いだけが先走る
ことにならないように、施設利用者となる人々がついてきてくれる実現性のある
プログラムづくりに参画していきたいと思います。

文責:
修士2年 一條
 
2011.07.25
前回の更新に引き続き、東日本大地震被災地の都市移転・集約に関する調査
の7月1日以降の日程についてご報告致します。

日程
7月1日(金)岩手県庁の方と意見交換会、奥尻大津波復興計画についての発表
7月2日(土)気仙沼市、石巻市、南三陸町
7月3日(日)仙台市名取地区

7月1日(金)は、午前中に、岩手県庁に訪問し、意見交換会を行いました。
内容としては、岩手県各市町村の復興スケジュール及び現状を報告していただいた後、
復興に向けた各市町村の合意形成に関する話や、計画を進める上での建築制限をどのように制限していくか、国の具体的の方針が決まらない中で、県としてはどのように計画を進めていくべきかなど多岐にわたる内容の意見交換を行いました。私たち学生は、後ろでお話しを聞くことしかできませんでしたが、大変貴重なお話しを聞かせていただきました。

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午後からは、復興まちづくりセミナーと題して、岩手県の各市町村の復興に携わっている方々が参加する勉強会が行われました。
講演として、まず、瀬戸口先生より
「北海道南西沖地震で被災した奥尻町の復興計画とその後の状況」
の講演があり、また当時、奥尻町の復興計画で計画の指揮を執られた紺野様より
「北海道南西沖地震・奥尻町青苗地区災害復興計画と初期対応について」
の講演が行われた後、各市町村の方々と意見交換会が行われました。

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7月2日(土)は気仙沼市、南三陸町、石巻市を視察しました。
まずは、気仙沼市を視察しました。
気仙沼市といえば、特定3種漁港にも指定されている、国内でも有数の漁獲高を誇る漁港ですが、倉庫が建ち並んでいたと思われるエリアは見渡す限り瓦礫で、辺りは大規模に水没していました。
港の巨大なコンクリートの塊が柱から落ちている様子や、真っ黒に漕げた舟が衝撃的でした。

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そういった状況の中でも、地元の商店では復興に向けて、
商店の営業を再開している様子も見られました。

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次に南三陸町に向かいました。
街の中心部の病院やスーパー、官庁関連の建物以外は建物の基礎だけを残す光景が広がっており、まだ、瓦礫処理の状況も目立って、進んでいない状況でした。巨大な防潮堤が破壊されている様子は印象的でした。
JRが走っていた場所もレールが津波流され、地図と照らし合わせながらで、やっと線路が走っていた場所を確認できる状態でした。
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建物の中を整理していた、住民の方にお話しを伺ったところ、その方は、当日は、地震後、「これは津波が来る」と思いすぐ高台にある学校に非難したため助かったとのことでした。
海岸近くに住む人達は、普段からそういった意識は習慣づいているため、助かった人が多く、今回被害に遭われた方は、むしろ、内陸の方が多かったそうです。

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 お話しを伺った人の職場


次に、石巻市に向かいました。
石巻市は、人口約16万人の街ですが、市街地の46パーセントが水没するといった、今回視察した中でも、もっとも被害があったところです。市街地では、火災の後が多く見られ、焦げ臭い匂いが漂い、また、所々では、地盤沈下が顕著に見られました。
写真は、高台から見た石巻の海側の市街地の写真と火災にあった小学校です。
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この日はここで、日没を迎え、仙台市内へと移動しました。

7月3日は、宮城県名取市を視察しました。
名取市は仙台市から、車で20~30分ぐらいのところにある市です。
中心部から海に向かって車を走らせていると、水田や畑に瓦礫が散乱している光景が広がり、さらに、海に近づくと、基礎だけの状態となってしまった真新しい住宅地が広がってきました。
比較的、瓦礫の除去が進んでいたため、一面に広がる住宅の基礎と、遠くに残された松林が印象的でした。
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最後に、運行を再開したばかりの仙台空港に寄り、今回の視察を終えました。

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仙台空港に飾ってあった千羽鶴



最後になりますが、今回の視察に同行させていただき、貴重なお話しをさせていただいた
紺野様、中村様、心よりお礼申し上げます。
研究室一同、今回の視察を糧にし、今後の建築や都市計画に携わって行ければと考えております。


復旧から復興に移りつつある現在も、解決すべき課題はまだ残っているかもしれませんが、
被害に遭われた多くの人々の、少しでも早い、復興を心よりお祈り申し上げます。

修士2年 山田
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